上記のNHKの番組において、TPPに関するいろいろな意見、考えが紹介されていました。
私の考えは、過去の事例から、過度に保護された産業は、現状維持から衰退に向かうということが明らかになっているので、基本的には自由化の方向で全体の流れを考え、急激な変化の中で対応が難しい品目については、個別に対応していくのが、あるべき姿なのではないかと考えます。
番組の中では、オレンジの自由化に際して、みかんの生産が日本一という和歌山県の有田地区のみかん栽培の取り組みが紹介されていました。
「味一みかん」という高品質みかんへの転換を成し遂げ、通常のみかんの2倍以上の価格で取引がされることから、作付け面積や雇用者数も変わらずに、また、新たな就農希望者が増えていることが紹介されていました。輸入自由化の数年前から、着々と準備を進めていたそうです。
また、市場のニーズに合わせた作物を作ることで生き残りをはかった、北海道十勝の本別町の大豆栽培が紹介されていました。豆腐メーカーの求めに応じて、型くずれしにくく、味も良い品種を開発してきました。そして、豆乳を飲む習慣が定着している台湾のスーパーに輸出されることが決まり、何と、本別町の大豆を使った豆乳は、これまでの二倍以上の価格。その台湾のスーパーの社長は「(台湾では)特に健康に対して、少しお金高くてもいいものを買いたいという(ニーズがあり)、北海道でしかできないのだということを、もっとアピールすればいい」とインタビューで答えていました。
私も全く同感です。北海道の農家の皆様の世界一と言われる農業技術を積極的に活用して、高品質な生産物の生産、そして、世界中の人々に北海道の美味しい農産品を知って頂き、輸出を増やして、生産量を高めて行く方向こそ、北海道農業が、世界の食料基地として、確固たる誇りある地位を占める道であると考えます。
そこに北海道農業の誇りと未来があると考えます。北海道の発展に向けて正しい選択を成して行きたいと思います。
誇りある日本 誇りある北海道を!
幸福実現党 森山よしのり
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